デザイナー吉田氏から連絡を受けたのは少し暑さを感じ始める5月下旬あたりの頃。
「今度ランウェイショーやるんですが見に来れませんか?」
残念ながら生憎にもその日は別の仕事がすでに入っていた。
「すみません。その日は外せない仕事が愛知でありまして伺えそうにはありません…。」
自分のタイミングの悪さをのろいつつ、ランウェイショーが行われる当日。
見に行けなかった残念な気持ちを軽々しく超える衝撃が画面越しにあった。
言葉にするのが難しい感情がドッと一気に押し寄せて来たのと同時に
この人はきっと枠から飛び出ていく人なんだろうな。と確信に近いモノを感じた。
語ろうとすること自体が野暮だと感じさせられるような圧倒的なコレクション。
にも関わらず実験的で前衛的。
新しいことへの挑戦も一切迷いなく。
販売することなどの重点を置く事ももちろん正解ではあるんだろう。
ただきっと今回のようなコレクションが重く大きく鎮座しているような
ファッションという一つの文化を前に前にと進めていくんだと思う。
THE OUR での受注会にはデザイナー吉田氏も店頭に来てくださるとのことで約1年ぶりに顔を合わせた。
変わらない人柄に僕は近いモノだったソレから確信へと変わった。
THE OUR 壮